空想小説その2

今日の朝食はこれか・・・
一言で言うといらない、私はこんなに豪勢な食事なんていらない
向こうの星では・・・朝と言ったらトーストで庶民の暮らしが楽しかったのに。
私がいつまでたっても食事に手をつけないので父親は尋ねた
「何かあったのかい?」
私は父親の言葉に怒りがこみ上げてきた
誰のせい?
私?
しかしそんな事を言うなんてとても出来ない
だから私はいった
「何も食べたくないのです。」
父親は心配そうにしている、
私は父親が何か言う前に席を立って自分の部屋に行った。
部屋に入ったらすぐに鍵を閉めた
私は・・・ここに居ても楽しくなんかない。
何で私は光の星の姫なんかに生まれたの・・・?
闇に生まれたかった・・・・
どんなに苦しいところでも光よりはマシ・・・
嗚呼・・・・
私はアノ人に会いたい。
アノ人は今・・・
元気なのでしょうか。
会いたい・・・会いたい・・・
でも、所詮は願い、叶うはずがない。
まるである物語の様・・・
ロミオとジュリエットじゃないのに」
そっとつぶやいた
今日は色々と予定があったけど・・・私は嫌だから・・・・
「ずっと部屋の中にいよう」
鍵がかかっているし、スペアキーも鍵も私が今持ってる・・・
外からは開けられない
ちょこっとだけ反抗してるだけ。
これぐらいじゃないと面白くない
親とか家臣とか騎士とか・・・教師とかも面倒、
そう言う私には必要ない相手をこまらせるのは
ちょっと楽しい
ソアラ様〜っ!!開けてください!!勉強の時間ですよ!?」
早速きた・・・教師ね〜・・・無視しよういらないし。
扉をガンガンとたたく音が聞こえる
でも此処は、姫の部屋・・・扉だって頑丈になっているから、
彼じゃない限り無理だと思う(満月期ならすり抜けも可能)
教師はあきらめてかえっていった
私はクククと笑った
「さて・・・すべてサボっちゃいましょう」
私は星の出ていない空をみて言った。