空想小説その1

朝・・・まぶしい光がカーテンの隙間から差し込んでくる・・・。
時計は五時半を指している・・・目覚ましより早く起きてしまった。
私は自分のベットの上でため息をついた・・・
ゆっくりと起き上がり窓へ・・・
此処は私が居たい場所じゃない・・・
此処には一生かえって来ないはずだった。
でも・・・仕方なかった・・・。
彼が苦しめられているのを見ていられるわけがない。
私は父親にある約束をしてこの星にいる・・・
約束は・・・
『私が向こうの星に行かない代わりに彼を苦しめるのは止めて下さい』
と言う約束
つまり、彼とは一生会えない・・・
でも彼は元気にしているはずだ
そう考えれば苦じゃない・・・。
彼は私の事なんて忘れてくれるだろう・・・
彼の手下から妬まれていたし・・・
ちょうど良い・・・よね。
私は身支度を整えて、
家臣たちが呼びに来るのを待った
「此処よりもずっと向こうの方が居心地がよかったな・・・・」
窓からそっと外を眺め、つぶやいた
こんな明るすぎる星・・・私には似合わないだろうな。
暫くしたらドアをノックする音が聞こえた
ソアラ様、朝食のご用意ができました。」
私は外を眺めながらいった
「わかりました・・・今行きます。」
そして自分の部屋をでた。


続くらしい。